キヤノン製の一眼レフやミラーレス一眼を購入し、ストロボは一旦純正のコスパが高いもので十分!ということで買われる方って結構いると思うんです。
そんなコスパの高いスピードライト430EXⅢ-RTを私も買いました。
リモート・ワイヤレスストロボ撮影(以下ワイヤレスストロボ)に挑戦したい方へ、どういう流れで使えるかを書く事にしました。
当時ネットの記事を見ても用語を知らないとたどり着けなかったので、わかりやすさ重視で書いていこうと思います。
最初はワイヤレスストロボの仕組みと用語からいきます。
☟動画をご覧になれる方はコチラから。
・キヤノン純正ストロボでワイヤレス撮影を始めたい人
・スレーブ/マスターの意味や設定手順がわからない人
・最低限の機材だけで始めたいコスパ派
目次
ワイヤレスストロボで撮れる写真の作例
▼ストロボをカメラから離すだけで色々な光の当て方ができるのがワイヤレスストロボの魅力です。




▼よく写真スタジオで見かける傘を使ってストロボを炊いているのはまさにこのワイヤレスストロボです。

ワイヤレスストロボに必要なもの【最低限】
① ストロボ本体と設置スタンド(脚)
▼ストロボと離れた場所で自立させるための脚


▼取り付けるとこういった感じ
▼こういった照明スタンドにストロボを取り付けることもできます

▼このアダプタがあれば取り付けられます

照明スタンドとアダプタを合わせて買っても4000円くらいの良コスパです。
② トランスミッター(ST-E3-RT)
▼離れたところに置いたストロボへ発光するように指示をする為のモノ

▼カメラに取り付けるとこんな感じ

ワイヤレスストロボの基本的な仕組み

トランスミッター(=マスター)がストロボ(=スレーブ)に発光指示を出す
スレーブ設定をしたストロボは、マスターからの信号を受けて発光する
光量調整はマスター側のみでOK(ストロボ側の設定は不要)
設定手順①:ストロボ(430EXⅢ-RT)側の設定
▼動画で一連の設定方法はコチラ
やることはシンプルに2つだけ。
- ストロボを「スレーブモード」に設定
- トランスミッターと同じ「ID番号」を設定
この2点だけで、カメラとストロボがワイヤレスでつながります。

▼電源を入れた直後の画面

▼このボタンを押す

▼この画面になるので

▼SLAVEを選んで真ん中のSEL/SETボタンで決定

▼するとストロボが「スレーブ」というモードになり画面がオレンジになります
▼トランスミッターとIDを合わせる必要があるので、SEL/SETを押す

▼黒いカーソルをここに合わせてSEL/SETを押す
▼好きな4桁の数字を設定します
(IDはトランスミッターと合わせればいいので数字は何でもOK)

▼設定したIDになっていることがわかる

▼ストロボ側の設定が完了!
設定手順②:トランスミッター(ST-E3-RT)側の設定
1.MENUボタンで「MENU3」へ移動
2.「ID」を選択し、ストロボと同じ番号を入力
3.IDが一致すると「LINK」が緑に点灯=接続成功!
あとは普通にシャッターを切るだけで、ストロボがワイヤレスで発光します。
▼電源を入れた直後の画面

▼この3点を確認する

▼次に「MENU3」にする

▼IDを押す
▼ストロボ側で設定したIDと同じ数字を設定する

▼IDがストロボと揃った時点でLINKが緑点灯し、連携が完了!
▼戻るボタンを押してトランスミッター側の設定完了!
これでシャッターを押せば遠くに置いたストロボが発光するようになります。
こうやって見ると大変そうですが、実際にやってみるとそんな難しくありません。
本当はID以外にも、チャンネル「Ch.」の数字も合わせる必要がありますが、最初からストロボもトランスミッターもCh.1になっているので設定不要。
とにかくすぐに使いたいときはCh.は気にしないで良いです。
【重要】初期設定が済めば、次回以降は簡単!
一度ID設定が済めば、次回以降はストロボをスレーブモードにするだけ。
電源を入れる順番も気にしなくてOKです。LINKが自動で点灯して、すぐ使えます。
【購入前の注意】ST-E3-RTはVer.2もあります
現在はST-E3-RTのVer.2が主流ですが、レビューを見る限りでは機能差はそこまで大きくない印象。
ただし初代は生産終了しており、在庫がない場合もあるので、
「価格重視なら初代、入手しやすさならVer.2」
がおすすめです。設定方法はどちらも同じ。
まとめ|ワイヤレスストロボで撮影の幅が一気に広がる
商品撮影、ポートレート、物撮り、料理写真…
ストロボをワイヤレスにするだけで、光のコントロールとクオリティがまるで違います。
最初の設定さえ覚えてしまえば簡単なので、興味がある方はぜひ一度試してみてください!
それではっ