今年(2020年)からカメラが趣味になりました。
元々ミラーレス一眼カメラを持っていたのですが、撮り方が全く分からない状態からだったので、基本の知識を知るのにどの本を選べばいいかわかりませんでした。
「写真のことが全部わかる本」はネットでも薦められていたし、本を探すときにネットを使わないカメラが趣味の父も買っていたので購入しました。
結果的に色んな知識を得ることができたので、自分自身が特に印象に残る良いと思ったポイントを書いていきたいと思います。
・カメラを始めるのに基礎が身に付く「わかりやすい」本を探している
・図解と写真が豊富な写真の基本をわかる本を探している
目次
カメラ選びや構え方の基本がわかる
一眼レフとミラーレスの違いやセンサーサイズ、画素数など本当にわかりやすいマンガ絵で書かれているので理解が早かったです。
単純にカメラの中にミラー(鏡)があるか無いかということですが、無いことによってどう違うのかメリット・デメリットを基準にカメラ選びのヒントを与えてくれます。
この項目だけでなく、全体的にシンプルでわかりやすい印象。
今までiPhoneでしか写真を撮っていなかった自分にとっては、カメラの構え方があるということを初めて知りました。
構え方を真似してみたら、撮る時に身体が安定するのでより被写体(撮るモノ)に意識を集中させることができました。
カメラで必要な機能がわかる(F値・シャッタースピード・ISOなど)
カメラを操作するのに必須ともいえる知識だけど、初心者には理解しにくい項目。
私は単純に背景がボケてる写真が好きで憧れがあったので、ボケ味のある写真を撮る為にはF値を低くれば(より小さい数字にする)撮れるということがわかりました。
▼ボケ味がある背景は「F値」を小さくすると撮れる
正直、F値やシャッタースピード、ISOなどは本や動画を何個も見て理解を深めました。
もちろんこの本はわかりやすいので理解できる人はいると思います。
ただそれぞれの関係性が写真にどう影響するかという話もあるので、自分にとってはすぐ理解するのが難しかったです。
何度か読み返して理解が進んだのは間違いはありませんよ。
難しいと思われたカメラの「構図」が学べた
構図とは画面(ファインダー)にこんな仮の線(グリッド線)を引いたとして
分割した中のどこに見せたいモノを置くかということである程度うまく撮れるそうです。
▼例えばこのように線同士が交わる位置に置くと良い写真になるとのこと。
これを素直に真似するとど真ん中で撮るよりも「良い写真」になったような感じがしました。
この構図の考え方は、センスが不要になる基本の型になるとのこと。
確かに上手に撮る為の「方法」や「基準」があるなら、センスというよくわからないものに振り回されなくて済みますし。
さらに応用の話まであるので必見です。
目から鱗だった「アングル」の話
撮影するときは、立った目線で撮るのが普通だと思ってましたが
胸や腰の位置で撮ったり
地面の高さで撮影する「虫目線」という撮り方で、同じ場所でも世界が変わるということにハッとしました。
目から鱗だった「光の当て方」の話
逆光ってイケナイ(タブー)なイメージありませんか?
実はそんなことないんですって!
普通は太陽を背にして撮影すると思うんですが、それを順光といいます。
順光だと撮るモノ(以下:被写体)に影が少なくなるので、写真に立体感が無くなり平べったくなるんです。
じゃぁどうするか。
被写体の真横(サイド光)や斜め(半順光・半逆光)から光を当てると、被写体が浮き出てくるようになります。
本の中で写真の比較が出てきますが、広告やTVCMなどで見たことあるような光の当て方になっているんです。
この話でカメラは光の当て方がかなり大切なんだ!ということが学べたわけなんです。
メンテナンス方法も具体的
メンテナンスも超重要な項目!ということで、どんな道具でどうやって掃除できるかがわかります。
何もわからないで撮影してると、こんなゴミが写り込んでることがあります。
これはカメラの最重要部のセンサーという部分にホコリなどのゴミが入ったときに写り込んでしまいます。
この時に見覚えのある「ブロワー」を使うわけですね。
もちろんセンサーだけじゃなくて、レンズのホコリ飛ばしにも有効だったりします。
他のメンテナンス方法や道具についても凄く参考になりました。
まとめ
書ききれませんが、他にも写真のレベルが上がる撮り方やヒントが満載です。
読むだけで普段の写真が良い方向に変わるのは間違いないと思います。
推しまくってて怪しさ満載だと思いますが、仮に一つの学びだけでも良い写真を撮りたいのであれば読まない手はないかと。
今までスマホのカメラで十分だと思ってた自分にとっては、信じられない趣味が始まりましたが同じような方にとって少しでも参考になったらありがたいです。
とにかく楽しく!撮りたいモノを撮る!の手助けという意味でも良い本だなーと思ったので紹介させて頂きました。
これから楽しいカメラライフを目指したいですね!
それではっ