2018年に、1・2番を争う良い買い物をしました。
それは…
Happy Hacking Keyboard
(Professional2)
いわゆるパソコンの高級キーボードです。
その中でも英語配列というキーの数が少ないタイプのものを買いました。(もちろん日本語入力できます)
20年以上、日本語キーボードを使ってきましたがあっさり乗り換えられたのも驚きでした。
色は黒と白の2色ですが、高い買い物で悩んだのでそいう視点も踏まえて書いていきます。
こやつ 一味違うんです😀
・色を選ぶなら白と黒どっちがおすすめか知りたい
・HHKBってそもそも何?
・手が疲れにくく、打感が良い、良いキーボードを探している
・日本語配列か、英語配列のキーボードのどっちにしようか考えている
最新のHHKB雪のレビューはコチラ
目次
結論:選ぶべきは白か黒か
あえて言うなら自分は「黒(墨)」を買ったのでこちらをオススメします。
何で黒を選んだかというと、キートップを白に変えた時のデザインが好みだったから。
▼黒を買って、キートップを白にした場合
ブログを更新しました。
結構見た目も変わって良い感じです。「打鍵感も変わる!?HHKBのキートップを変更してみました。」https://t.co/JaMXa6HFdL pic.twitter.com/kI2orwiPGP— T-LOG (@TLOG0405) February 21, 2020
▼白を買って、キートップを黒にした場合
家でHHKBのキートップを交換してたら奥んに「何それ〜オタクぅ〜」と言われた pic.twitter.com/gI8AfcU7Ux
— Naoto Nakai (@NuCode) September 14, 2017
ただキートップを変えずに「黒」使う場合はひとつ注意が必要です。
この後も出てきますが、印字されている文字が見づらいというのがあります。
夕方など少しでも暗い場所でタイピングしようとすると、キーボードの印字がほとんど見えなくなります。
もしキーボードを見ながらとにかく正確に打ちたい!という人にとったら白が断然オススメです。
今はマスキングテープという剥す時に跡が残らずデザイン性の高いテープがあるので、自分の好きなデザインにカスタムすることもできると思います。
2019年に新しいHHKBのモデルが出た今、買うとしたら白も良いな―と思うので、自分がどうやって使うかを想像してみると良いかもしれないですね。
Happy Hacking Keyboard(HHKB)とは?
ハッピーハッキングキーボードと読みます。
パソコン用のキーボードで、略してHHKBとも呼ばれています。
プロのライターやプログラマーが使ってるイメージが強いと思うんですが、そんなことはなく普通にネットやブログでパソコンを使う人でもコンパクトで楽に使いこなせるキーボードなんです。
そんなHHKBが初めて発売されたのは1996年12月。
何度も進化を重ねて、今の形になったそうです。
HHKBを開発者した方は、当時こんなことを考えてたんですって。
「〜中略〜 いまやパソコンは消耗品であり、キーボードは大切な、生涯使えるインタフェースであることを忘れてはいけない」
つまり
ということだそうです。
簡単な特徴としては、ファンクションキーやテンキー、矢印キーなどのキーを減らして、本体を小型化してます。
あとなんといっても打ちやすさ・打ち心地、長時間タイピングによる手の負担の軽減を徹底的に考え抜かれてます。
デザインだけじゃない!!
よくプログラマーとかライターの人が使っていて専門的で敷居が高いイメージがあると思うんですけど、文字打つことが好きな自分は断言します!
楽しい!= 手の無駄な動きが無くなり、打ち心地が良いので疲れず、しかも外見も機能もカスタマイズできる優れもの!
自分はモノを選ぶとき、機能性の次にデザインで選びますが、どちらも兼ね備えてるんです!
HHKBは3種類ある
①Professional2
有線(USB)で接続するスタンダード(標準)なモデルのHHKBです。
スタンダードと言ってますが、他の2種類も基本的な機能や作りは同じで、機能が追加されているというイメージです。
②Type-S
「静音化」したHHKBです。
これはタイピング音が小さくなるように設計されています。
色は白のみでしたが、新HHKBでは黒も選べるようになりました。
③Bluetooth
Bluetoothの「無線」で使うHHKBです。
逆に有線(USB)では使えません。
ボタン一つで複数台のPCと連携して使うことができます。
特徴
①コンパクト
テンキーが付いている一般的なキーボードと比べると、ファンクションキーや矢印キー、テンキーのエリアが無い分コンパクトになって机の上がこれだけスッキリします!
②キートップ(キーキャップ)が自分の好みに変えられる!
↓
配置を覚える為にキーがはっきり見える白を買いました!
それと意外だったのが、キートップが変わるとテンションが上がります!
キートップについて詳しくはこちらで!
☞【レビュー】HHKBのキートップ(キーキャップ)の買い方とカスタマイズ方法!
③静電容量無接点方式
静電容量無接点方式というのは、簡単に言うと指の力が弱くてキーを少ししか押せなくても文字が打てる仕組みです。
(一般的なキーボードは、最後までキーを押し込まないと反応しません)
国内で売っている静電容量無接点方式のキーボードは、HHKBと東プレのリアルフォースという2種類があります。
リアルフォースと打鍵感を比べてみると、微妙に打鍵感(キーを打つ感触)が違うんですよ。
大げさにいうとHHKBは指に吸い付く感じがあるのと、単純に打ち心地にも違いを感じました。(好みもあると思いますが、打ち比べてみると微妙な違いがわかると思います)
打感を試したいなら、セブン銀行のATMで試せる!
セブン銀行のATMで使われているテンキーがHHKBと同じ静電容量無接点方式のキーなので身近なところで試せます。
HHKBの公式Twitterでもつぶやかれてます。
今日は #セブンイレブンの日 ですね。セブン銀行ATMのテンキーってやけに押し心地いいなーと思ってた方いませんか?実はHHKBと同じ静電容量無接点方式のキーボードを使ってるんです。 pic.twitter.com/MZXjCP0dPA
— HHKB OFFICIAL (@PFU_HHKB) 2019年7月11日
④「Fn」キーと同時押しでキーの数を減らしている
ファンクションキー(F1〜F12のキー)と矢印キーは、Fnキーを押しながら別のキーを押すことで使えます。
自分の場合、Fnキーを使った矢印キーの操作感はこんな感じです。
▲小指でFnキーを押しながら人差し指で「←」「↓」、中指で「↑」「→」という操作が使いやすかったのでそうしてます(もちろんお好みです)
その他ページアップ/ダウンやhome、end、プリントスクリーンも同じようにFnキーで操作できます。
そもそも新しいことに慣れるのが苦手な自分ですが、この操作はすんなり受け入れられたので、矢印キーが無くても問題なかったですね。
メリット
Enterキー(Return)が近い
▲ 左:英語配列 右:日本語配列
エンターキーが小さくて打ちづらいと思いきや、その逆です。
写真を見るとホームポジション(※)に手を置いたとき、右の日本語キーボードに比べて、左のHHKBはエンターキーまでの距離が近い(キーの数が少ない)のでエンターキー自体がこのサイズでも打ちやすくなるんです。
※ホームポジションとは、キーボードを打つときに手を置く基本の位置です。
英語配列キーボードの魅力はこちら!
☞英語配列(US)のパソコンキーボードは打ちやすいのでオススメ!!
打鍵感・音がとにかく良い(動画)
打った時の感触と、「コトコト」という音が何とも言えなく気持ちイイんですよ…
実際に聞いて貰いたいので動画撮りました。
さっき話してたEnterキーを打ってる感じも見てみてください。
【HHKB Professional2】
【参考:最新モデルのHHKB雪】
【ASMR】
この音、静音化されているのですが、その秘密はこちらから!
☞【レビュー】【即買い!】静音効果抜群!HHKB Professional2用の吸振マット!打鍵感・音まで良くなる!
長時間、打ち続けても疲れない
HHKBを使うまでは、キーボードで長時間タイピングしていると手の平や手の甲、腕が筋張って痛くなってくるんですが無くなりました。
実際、5時間くらい打ち続けても疲れないですし、それでもずっと打ってたいと思ってしまいます💦
だからHHKBは中毒性があるとか、一度使い始めたら抜けられない!とか言われるんだと思います。
キーの重さは45g
マニアックですけどHHKBのキーを押す重さは45gです。
他の静電容量無接点方式のキーボードは、50gや30gだったりしますが、この45gは本当にちょうどいい打ち心地で好きなんです!
電気屋にフラッと入ると、いつもキーボードコーナーに寄って打ち比べるんですが、リアルフォースの中でも45gの重さがちょうどいい感じですね。
指の動きが効率よく動くようになっている
指の動きが少なくなるように計算されているので、自然と無駄な動きがなくなりました。
普通のキーボードと違って、横から見ると上面が曲線になってるように見えると思いますが、全てのキーを指に対して垂直に打ち込めるようになっているんです。
▲ステップスカルプチャーと呼ぶそうです
キーボードって、上にある数字キーが少し打ちにくいと思うんですけど、HHKBにしたら断然打ちやすくなりました。
それと実際にタイピングミスが減って、無駄な動きが無くなり打つスピードが上がりました。
USB Type-A ポートが2個付いている
自分の場合は、無線マウスのUSB受信機を差し込む場所として重宝してます!
PCにマウスの受信機を挿せるポートが余ってたらそれでも良いんですが、ノートPCとHHKBを持ち出した時にポートが足りない場合もあるので、マウスのUSBポートを気にせず使えるわけです。
しかも、もう一つ余るので、その他のUSBメモリだったりを使えるので便利ですねぇ。
持ち運びやすい
USBケーブルがキーボードから外せるので、家のケーブルはそのまま抜くだけで持ち出せるわけです!
▼持ち運びにはこのスマートケースだと傷もつかず持ち出す頻度もあがりました。
一生モノとして使える
耐久性がめちゃくちゃ良いんです。
なので他のHHKBユーザを見ると10年使用でも購入時と同じ使い心地という。
中でも使い込んでる汚れは、ちょっと憧れますね。
デメリット
値段が高い
2万超えです。
2019年4月現在、おおよその価格はこちら。(店にもよりますが)
HHKBの種類 | 価格 |
---|---|
HHKB Professional2 | 24,580円 |
HHKB Type-S(静音タイプ) | 29,700円 |
HHKB Bluetooth(無線接続タイプ) | 29,700円 |
ですが!その価値は大いにありです!
英語配列を使うには、ある程度の慣れが必要
一般的な日本語配列のキーボードから英語配列のキーボードを使う場合、多少の慣れる時間が必要だと思います。
ただ自分の場合は、凄く打ち心地が良いので、鳴れるまでの時間があまり苦になりませんでした。
イメージ的には、自転車とか車の運転みたいに一度感覚的に覚えてしまえば自然と使えるようになってしまいます。
しかも日本語配列をずっと使っていた方であれば、英語配列の行き来も問題ないと思います。実際にそうでした。
どうしてもキーの配置が気に入らない人は、設定でキーの役割を変えることもできます。
有線接続
Professional2はUSB接続のタイプです。
「有線接続」デメリットにしましたが、有線だと遅延がないのでそこまでデメリットだとは思っていません。
ちなみにMacBookAirに繋ぐときは、こんな風にして使ってます。
▲カールケーブルや短いケーブルにすると収まりが良くなります。
このMacBookAir(2018)は、USBを挿すところがUSB-TypeCが2つだけなので、このコネクタで変換して使うのがおすすめです。
☞【レビュー】USB Type-CからUSB Type-Aに変換するコネクタのおすすめは一択!
▼またMacBookAirのキーボードの上にHHKBを載せるにはこのキーボードブリッジがおすすめです。
☞【レビュー】HHKBをノートPCで使えるキーボードブリッジが外でも使えて最高に捗るのでおすすめ!
Bluetoothモデルは遅延がある
ネットで色々な口コミを見ていると、接続が途中で切れたり、他機器との切り替えもスムーズでないときもあるそうです。
デメリットについて、もう少し詳しく書いたのでこちらも判断材料にしてみてください💡
☞【レビュー】HHKB professional2 のデメリット・良くない・使いづらい、買う前に知りたいこと9選!
色は「黒」と「白」の2色のみ!
HHKBは全シリーズ、この2色のみです。シンプルで良い。
ちなみに商品名として、黒は「墨」という表記になってますが、確かに質感も墨っぽい感じがします。
白はそのまま「白」みたいですね。笑
キートップは、「刻印」と「無刻印」
キートップというのは、「Esc」やら「Delete」やら書いてあるキーそのもののことです。
☟そういう文字が書いてある一般的なものがこのような「刻印」
☟何も書いていないものが「無刻印」です。
全部のキー配置がわからない人が無刻印を買うと、打つのが大変になってしまうので、断然「刻印」がオススメです。
「無刻印」は、HHKBを愛用している人で、キー配置が全部わかっている人向けのものですね。
HHKBに決断した理由
指の負担軽減というところで、始めから静電容量無接点方式に絞ってたので、HHKBと東プレのリアルフォースの2択でした。
メカニカルキーボードってチェリー軸の何色とかすごい奥深いんですが、コトコト音はやっぱりコレ。
リアルフォースも試しましたが、矢印キーやファンクションキーがある分、サイズが大きくなる感じがしたのでHHKBを選びました。
まとめ
聞いたこと・見たことがある人はいると思いますが、触ったことある人はそんなに多くないと思うので、ぜひ一度触ってみることをオススメします!
あまり語りませんでしたが、Professional2、Type-S、Bluetoothのどれも日本語配列があります。
英語配列は本当におすすめですが、日本語配列の方が性に合ってる方もいらっしゃると思うので、どちらも試してもらいたいですね。
とにかく自分にとって、しっくりくるキーボードが見つかれば、タイピングへのイメージも良くなって結果的に楽しくなると思います!
それでは、最高のタイピングライフを!