今回は、初めてキヤノンのカメラを買う人にもおすすめできるフルサイズミラーレス一眼「EOS R6」の魅力を徹底レビューします。
私はこれまでLUMIX GF9を使ってきましたが、満を持してEOS R6のレンズキットを導入。 予約開始日に入手できたという“引き”もありましたが、使ってみて驚くほどの高画質と操作性に感動しています。
本記事では、実際に自分で撮影した作例を交えて、EOS R6の写り・手ぶれ補正・フラッシュ撮影・動画性能などを細かくレビュー。 特に「これから一眼を始めたい」「家族写真や動画もキレイに残したい」という人には全力でおすすめしたいカメラです。
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動画で作例をご覧になりたい方はコチラです。
▼作例その2
▼作例その3
・EOSR6って使い勝手はどうなの?
・キヤノンのカメラが初めての人が使うとどんな感じか
・EOSR6で撮影した作例が見たい
目次
なぜEOS R6を選んだか?
私はLUMIX GF9という軽量ミラーレスを使っていましたが、子どもの成長をしっかり残したくなり、フルサイズへのステップアップを決断。 とはいえ、高額な機種なので慎重になっていました。
そんな中、発売直後にも関わらず、奇跡的にレンズキット(RF24-105mm F4-7.1 IS STM)を定価以下で入手! 価格.comでの在庫更新を何度もチェックする執念で、なんとか手に入れることができました(笑)
初心者でも驚くほど高画質。R6の写りがすごい
画素数は約2010万画素と、最近のハイエンド機に比べれば控えめかもしれません。 しかし、実際にJPEG撮って出しの写真を見ると、その解像感・色味・立体感に圧倒されます。
特に驚いたのは「マクロ撮影」の手軽さ。 このキットレンズには「センターフォーカスマクロ」という機能があり、マニュアル操作でここまで寄れるのか!というレベル。
▼全てセットレンズのRF24-105mm F4-7.1 IS STMで撮影しました
▼加工などは特にしていません(JPEG撮って出し)






いわゆる2000万画素だと画素数が少ないから画質が荒くなるというイメージは全くありませんでした。
その他に撮影した写真はこちらのインスタグラムをご覧ください。
暗所にも強い!最大8段分の手ぶれ補正
夜景を手持ちで撮っても、ブレが最小限。これは本当に感動しました。 カメラボディ内の5軸手ぶれ補正とレンズの補正が合わさり、暗所でもピタッと止まる感じです。
橋の上で撮影した夜景写真でも、街灯の光を頼りにここまで撮れるのかと驚かされました。
なので仕事帰りに手持ちで撮ってきました。@勝どき橋
▼3枚とも街灯の明かりのみで撮影しました。



いろいろ記事を読んでいると、今までの一眼はカメラのボディに手振れ補正機能が無かったりして手持ちでここまでピントを合わせることが難しいそうです。
あまりにも真っ暗な場所だと明るい建物でもピントが合いにくい場面もありましたが、おおよそ普通に撮影できたと思います。
フルサイズ初心者に最適なレンズキット
レンズキットを買ったおかげでとりあえず撮影ができました。
標準レンズであるRF24-105mm F4-7.1 IS STMの魅力を一言で言うと「軽くて万能」!
しかもこのレンズの良いところは…
- 本体と合わせて1075gで持ち運びしやすい!
- マクロ撮影もOK!
- ズームでもF7.1の暗さをR6がしっかり補正
- 新品6万円程度のコスパ最強レンズ
「とりあえずこれ1本」で始めてOKな安心感があります。
①レンズが軽い(ボディと合わせて約1075g)
ボディと合わせてちょうど1kgくらい。
これは一眼カメラにしては本当に持ち運びやすいです。
一眼レフカメラのボディだけでも約1kgということもあるので、EOSR6も約680gと相当頑張って軽く設計されたんだと思います。
おかげさまで仕事帰りに撮影しやすくて助かってます。
②マクロ撮影ができる
普通、カメラはマクロレンズという専用レンズでなければ接写してピントを合わせることができないんです。
レンズには最短撮影距離というものがあって、センサーから被写体との間で近寄れる距離が決まっているんです。
標準レンズ・ズームレンズはこの最短撮影距離が基本的に長いので、接写が得意ということではありませんが離れた場所からズームすることである程度寄れるようになります。
これをさらに近寄ってピントを合わせることができるレンズがマクロレンズなんです。
ところが、このキットレンズであるRF24-105mm F4-7.1 IS STMは標準レンズでありながらマクロ撮影ができてしまうんです!
▼というのもセンターフォーカスマクロという機能が付いているからなのです。
マクロ撮影でAF(オートフォーカス)はできないのですが、カメラ側で一か所だけ設定を変えることでMF(マニュアルフォーカス:手動)でピントを合わせることができます。
つまり広角の景色撮影からテーブルフォトや花の花弁なんかまである程度何でも取れてしまう便利レンズなんです!
センターフォーカスマクロ機能を使ったマクロ撮影(作例あり)
▼「Shiftキー」にピントを合わせて撮りました。

キーの表面の材質まで綺麗に表現できているのが美しいです。
ただ背景のボケが伸びてしまってる?のはレンズの特徴かもしれません。
次はこのタンブラーのロゴに寄ってみます(単三電池はサイズ比較の為)


▲これはを撮ったことでロゴの中の模様があることを知りました。笑
周りのとろけたような美しいボケ感がピントの合った部分を引き立たせているように見えます。
デメリットとしては、近寄り過ぎるとレンズの陰で被写体が暗くなってしまうことくらいですかね。
そのくらい近寄れるということなので光の当て方を工夫して撮るように意識しています。
③ズームしたF7.1でもEOSR6のお陰で明るく撮影できる
EOSR6は暗所での撮影に強いという特徴があるので、室内や曇り空でもしっかり明るく映してくれます。
このレンズは24㎜(広角域)ではF4で明るく撮影できますが、105㎜(望遠域)だとF7.1になり若干暗くなり背景もボケづらくなります。
105㎜でズームしてF7.1の状態で3枚撮ったものを載せます。
この写真よりもっと明るく映すこともできます。
▼F7.1 シャッタースピード1/125 ISO2500 露出補正+1

▼F7.1 シャッタースピード1/160 ISO6400 露出補正+2/3

▼F7.1 シャッタースピード1/160 ISO400 露出補正+2/3

④新品で約6万くらいのお値打ちレンズ
このレンズは標準レンズ(24mm-105mm)とマクロレンズの2つの機能が1本にまとまったレンズというイメージです。
レンズ交換が不要になり別途マクロレンズを買わなくて良いと考えると新品で約6万円で買えるというのはかなりお値打ちなんじゃないかと思います。
シャッター音が小さくて小気味いい
▼動画にしたのでぜひ聞いてみて下さい
連写の時の振動がマシンガンを打ってるような気持ちになります。
音は静かなのにシャッターを押したくなるような気持の良い音が印象的です。
(動画のレンズはお借りしたものです)
わかりやすいモードダイヤル
わかりやすいという言葉が大好きな私にピッタリなモードダイヤル。

一目でどこを選べばいいかわかり、ダイヤルがしっかりしているので簡単にズレません。
フラッシュで“映える”写真に!

キヤノンの純正フラッシュ「430EX Ⅲ-RT」を使うと、撮影の表現力がグッと上がります。 光の当て方次第で、同じ被写体でも「高級感」や「奥行き感」が生まれるのを実感。
ワイヤレス撮影にも対応しているので、部屋撮りやブツ撮りでも大活躍中です。
▼フラッシュ無し

▼フラッシュを正面から当てる

これだけでも影がなくなって被写体がハッキリしてだいぶ映りが良くなった印象。
次はこんな感じにフラッシュを右左にズラして撮ってみます。(フラッシュってこんなことできたんだ…)

▼やや右側にフラッシュを当ててみると

▼やや左側に当ててみると

ちょっとアートっぽい感じになりません?
光の当て方でこんなに印象が変わるという事は、室内の物撮りでも幅が広がって楽しめそうな気がしてワクワクしてます。
作例は無いんですが、こんな風に真上にフラッシュを当てて天井に光を反射させて撮影するテクニックなんかもあるんですって。

これからカメラを購入検討されている方でしたら、ぜひフラッシュは持っておくと良いと思います!キヤノン製であればこちらのフラッシュがお手頃でしっかり発光してくれます。
フラッシュの使い方によって室内撮影が楽しくなる記事がコチラです
☞【レビュー】初心者でも一眼カメラでフラッシュが必要な理由がわかる!キヤノンのフラッシュ430EXⅢ-RTで写真を撮って検証!

フラッシュを離れた場所で使うワイヤレス撮影の楽しみも!
▼こんな感じでカメラのボディからフラッシュを離して撮影できるので部屋撮りの幅が一気に広がりました。
レンズにはフィルターが必要です!
カメラを初めて買った時に知ったんですが、カメラのレンズには別売のレンズフィルターというものを被せて傷やホコリから守る必要があるんです。
必要があると言っても使わなくても良いんですけど、感覚的にはスマホの画面フィルムのイメージですね。
レンズの大きさに合わせたフィルターを買えば良いのでこのRF24-105mm f4-7.1 is stmは67mmの大きさを買えばOKです。
ちなみに公式サイトで確認するのであれば、仕様のフィルター径という項目で買うべきフィルターのサイズが確認できます。
Lレンズとの比較もしてみた
同じ焦点距離のLレンズ(RF24-105mm F4 L IS USM)も使って比較。
- Lレンズ:常にF4、ボケ感が美しい、約700gで重め
- キットレンズ:軽くて汎用性が高い、F値は可変(最大F7.1)

これはキヤノンのレンズでLレンズ(Luxury)という高級レンズ。
広角から最大ズームをしてもF4通し(F4をキープ)してくれるのです。
レンズキットのレンズ(RF24-105mm F4-7.1 IS STM)は105mmまでズームするとF値を一番低く設定してもF7.1ですが、このLレンズは105mmでもF4で撮れるわけです。
2種類あるRF24mm-105mmのレンズを撮り比べ!
上のLレンズと比較するのは、これまでにも出てきたこちらのシルバー帯のレンズ
▼キットレンズでもあるRF24-105mm F4-7.1 IS STM

▼2レンズの大きな違い
RF24-105mm F4 L IS USM | 項目 | RF24-105mm F4-7.1 IS STM |
700g(重め) | 重さ | 約395g(軽い) |
F4固定(背景ボケしやすい) | F値 | ズーム状態によって変動 |
77mm(大きい) | レンズ直径 | 67mm(小さい) |
大きい | レンズの全体の大きさ | 小さい |
①キットレンズ(RF24-105mm F4-7.1 IS STM)の写真
▼背景をよく見てみると、棚板の輪郭がうっすら見えているのを覚えておいてください。

②Lレンズ(RF24-105mm F4 L IS USM)の写真
▼105mmのF4で撮ると、さっきの棚板がトロトロになって背景が全体も綺麗にボケてくれているのがわかるでしょうか(感動)

この2種類のレンズをズーム域毎にガチ比較した記事はこちらです
☞【比較レビュー】RF24-105mmのLレンズとシルバーレンズの写真写りをEOSR6で比較!おすすめはLレンズ!

4K動画撮影も魅力
▼この前、公園で散歩した時に撮った動画です
動画はおまけの機能なんかではなく撮って出し(編集なし)でも、プロのカメラマンのようなとても美しい映像がボタン一つで手軽に取れるんです。
▼部屋の照明(LEDシーリングライト)だけで撮った動画です
高精度な瞳AFやボディにもレンズにも手振れ補正が付いているので、子供がいればなおのこと家族の貴重な記録に一役買ってくれるでしょう。
メンテナンスも簡単!
カメラはメンテナンスも大事。 私はレンズペンとブロワー、100均のクリアケースでしっかり管理できています。
レンズ保護フィルター(67mm)も必須です。スマホの保護フィルムのような存在ですね。

レンズペンとブロワーがあれば基本的にはOKです。


ブロワーでホコリを吹き飛ばし、その後レンズペンで指紋などレンズやモニタに着いた汚れを拭き取ります。
このレンズペンは汚れ落ちが凄いので、気持ち良いくらいです。
↓レンズフィルター用ですが、背面モニターにも使えます。
レンズ・モニターだけでなく、ファインダー用の小さいレンズペンも使ってます。
↓ブロワーはこちらを使ってます。
仕様
記録画像形式 | DCF2.0、Exif2.31に準拠 ※時差情報に対応 |
記録画像タイプ | 静止画:JPEG、HEIF、RAW、C-RAW 動画:IPB、ALL-I(タイムラプス撮影時) |
拡張子
| 静止画:JPG、HIF、CR3 動画:MP4 |
記録画素数(静止画)
| L(ラージ) :約2000万(5472×3648)画素 M(ミドル):約890万(3648×2432)画素 S1(スモール1):約500万(2736×1824)画素 S2(スモール2):約380万(2400×1600)画素 RAW(ロウ) :約2000万(5472×3648)画素 C-RAW :約2000万(5472×3648)画素 |
DPRAW設定 | – |
クロップ/アスペクト | クロップ撮影、アスペクト比設定撮影可能 3:2(フルサイズ)、約1.6倍(クロップ) ※、1:1(アスペクト)、 4:3(アスペクト)、16:9(アスペクト) ※約1.6倍焦点距離相当の画角となる |
まとめ|買って後悔なし。初心者こそEOS R6を!
価格こそ高いものの、
- 静止画も動画も高画質
- 軽さ・操作性もバランス良し
- 作例通り、感動の一枚が誰でも撮れる
私はこのカメラで、「写真って楽しい」と再認識できました。 子どもとの日々や、何気ない日常をもっと大事に残したいと思うきっかけになった1台です。
これからフルサイズを検討している方には、自信を持っておすすめします!
それではっ
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