2020年8月に発売になったEOSR6ですが、予約殺到でどの店でも入荷未定状態。
そんな中、予約開始日に予約せずにいきなりレンズキット(ボディとレンズのセット販売)が手に入りましたのでレビューしていきます!
セットのレンズは標準レンズと言われるものです。
私はLUMIX GF9という小型ミラーレス一眼からキヤノンのミラーレス一眼へ移行しました。ちなみにキヤノン製品を自分で買ったのは初めてです。
早速いきましょう!
動画で作例をご覧になりたい方はコチラです。
▼作例その2
▼作例その3
・EOSR6って使い勝手はどうなの?
・キヤノンのカメラが初めての人が使うとどんな感じか
・EOSR6で撮影した作例が見たい
目次
予約キャンセルを狙って購入!
今レンズキットは量販店で割と手に入るそうですが、当時は価格コムで EOS6を扱ってる店舗一覧を表示して何回も更新を繰り返してました。(←執念。笑)
執念の甲斐もあってちらほら在庫のある店舗が出てきたので定価よりも安く手に入れることができました。
どうにかして手に入れたい方は、価格コムの店舗一覧で確認するのはコスパ的にも超おすすめです!
とにかく写りが良い(作例あり)
写りはきめ細かいです。
このカメラを買う前は一時期、画素数に縛られてしまい買う決断ができませんでしたが、結果的に約2010万画素で十分な写りをしてくれたので安心してます。
JPEG撮って出しの写真を置きます。
▼全てセットレンズのRF24-105mm F4-7.1 IS STMで撮影しました
▼加工などは特にしていません(JPEG撮って出し)
いわゆる2000万画素だと画素数が少ないから画質が荒くなるというイメージは全くありませんでした。
その他に撮影した写真はこちらのインスタグラムをご覧ください。
強力な手振れ補正のおかげで夜景撮影が手持ちでOK
最大8軸の手振れ補正らしいですがそれがどの程度か文字だとよくわかりません。
なので仕事帰りに手持ちで撮ってきました。@勝どき橋
▼3枚とも街灯の明かりのみで撮影しました。
いろいろ記事を読んでいると、今までの一眼はカメラのボディに手振れ補正機能が無かったりして手持ちでここまでピントを合わせることが難しいそうです。
あまりにも真っ暗な場所だと明るい建物でもピントが合いにくい場面もありましたが、おおよそ普通に撮影できたと思います。
なんでもいいからレンズとセットで買いたいならレンズキットがおすすめ!
レンズキットを買ったおかげでとりあえず撮影ができました。
ざっくり言うと、この標準レンズと言われるものはある程度何でも撮れるレンズなんです。
しかもこのレンズの良いところは…
- レンズが軽い!(約395g)で持ち運びしやすい!
- マクロ撮影もできる
- ズームしたF7.1でもEOSR6のお陰で明るく撮影できる
- ボディと別購入しても新品で約6万くらいのお値打ちレンズ
詳しく見て行きましょう!
①レンズが軽い(ボディと合わせて約1075g)
ボディと合わせてちょうど1kgくらい。
これは一眼カメラにしては本当に持ち運びやすいです。
一眼レフカメラのボディだけでも約1kgということもあるので、EOSR6も約680gと相当頑張って軽く設計されたんだと思います。
おかげさまで仕事帰りに撮影しやすくて助かってます。
②マクロ撮影ができる
普通、カメラはマクロレンズという専用レンズでなければ接写してピントを合わせることができないんです。
レンズには最短撮影距離というものがあって、センサーから被写体との間で近寄れる距離が決まっているんです。
標準レンズ・ズームレンズはこの最短撮影距離が基本的に長いので、接写が得意ということではありませんが離れた場所からズームすることである程度寄れるようになります。
これをさらに近寄ってピントを合わせることができるレンズがマクロレンズなんです。
ところが、このキットレンズであるRF24-105mm F4-7.1 IS STMは標準レンズでありながらマクロ撮影ができてしまうんです!
▼というのもセンターフォーカスマクロという機能が付いているからなのです。
マクロ撮影でAF(オートフォーカス)はできないのですが、カメラ側で一か所だけ設定を変えることでMF(マニュアルフォーカス:手動)でピントを合わせることができます。
つまり広角の景色撮影からテーブルフォトや花の花弁なんかまである程度何でも取れてしまう便利レンズなんです!
センターフォーカスマクロ機能を使ったマクロ撮影(作例あり)
▼「Shiftキー」にピントを合わせて撮りました。
キーの表面の材質まで綺麗に表現できているのが美しいです。
ただ背景のボケが伸びてしまってる?のはレンズの特徴かもしれません。
次はこのタンブラーのロゴに寄ってみます(単三電池はサイズ比較の為)
▲これはを撮ったことでロゴの中の模様があることを知りました。笑
周りのとろけたような美しいボケ感がピントの合った部分を引き立たせているように見えます。
デメリットとしては、近寄り過ぎるとレンズの陰で被写体が暗くなってしまうことくらいですかね。
そのくらい近寄れるということなので光の当て方を工夫して撮るように意識しています。
③ズームしたF7.1でもEOSR6のお陰で明るく撮影できる
EOSR6は暗所での撮影に強いという特徴があるので、室内や曇り空でもしっかり明るく映してくれます。
このレンズは24㎜(広角域)ではF4で明るく撮影できますが、105㎜(望遠域)だとF7.1になり若干暗くなり背景もボケづらくなります。
105㎜でズームしてF7.1の状態で3枚撮ったものを載せます。
この写真よりもっと明るく映すこともできます。
▼F7.1 シャッタースピード1/125 ISO2500 露出補正+1
▼F7.1 シャッタースピード1/160 ISO6400 露出補正+2/3
▼F7.1 シャッタースピード1/160 ISO400 露出補正+2/3
④新品で約6万くらいのお値打ちレンズ
このレンズは標準レンズ(24mm-105mm)とマクロレンズの2つの機能が1本にまとまったレンズというイメージです。
レンズ交換が不要になり別途マクロレンズを買わなくて良いと考えると新品で約6万円で買えるというのはかなりお値打ちなんじゃないかと思います。
シャッター音が小さくて小気味いい
▼動画にしたのでぜひ聞いてみて下さい
連写の時の振動がマシンガンを打ってるような気持ちになります。
音は静かなのにシャッターを押したくなるような気持の良い音が印象的です。
(動画のレンズはお借りしたものです)
わかりやすいモードダイヤル
わかりやすいという言葉が大好きな私にピッタリなモードダイヤル。
一目でどこを選べばいいかわかり、ダイヤルがしっかりしているので簡単にズレません。
フラッシュがあると写りの選択肢が広がる
フラッシュの有り無しで違いを見てください。
フラッシュ有りのレンズの方が高級感を感じませんか?
今度は被写体を変えて試してみます。
しかもフラッシュの当て方でも写り方が全然変わることに驚きました。
▼フラッシュ無し
▼フラッシュを正面から当てる
これだけでも影がなくなって被写体がハッキリしてだいぶ映りが良くなった印象。
次はこんな感じにフラッシュを右左にズラして撮ってみます。(フラッシュってこんなことできたんだ…)
▼やや右側にフラッシュを当ててみると
▼やや左側に当ててみると
ちょっとアートっぽい感じになりません?
光の当て方でこんなに印象が変わるという事は、室内の物撮りでも幅が広がって楽しめそうな気がしてワクワクしてます。
作例は無いんですが、こんな風に真上にフラッシュを当てて天井に光を反射させて撮影するテクニックなんかもあるんですって。
これからカメラを購入検討されている方でしたら、ぜひフラッシュは持っておくと良いと思います!キヤノン製であればこちらのフラッシュがお手頃でしっかり発光してくれます。
フラッシュの使い方によって室内撮影が楽しくなる記事がコチラです
☞【レビュー】初心者でも一眼カメラでフラッシュが必要な理由がわかる!キヤノンのフラッシュ430EXⅢ-RTで写真を撮って検証!
フラッシュを離れた場所で使うワイヤレス撮影の楽しみも!
▼こんな感じでカメラのボディからフラッシュを離して撮影できるので部屋撮りの幅が一気に広がりました。
レンズにはフィルターが必要です!
カメラを初めて買った時に知ったんですが、カメラのレンズには別売のレンズフィルターというものを被せて傷やホコリから守る必要があるんです。
必要があると言っても使わなくても良いんですけど、感覚的にはスマホの画面フィルムのイメージですね。
レンズの大きさに合わせたフィルターを買えば良いのでこのRF24-105mm f4-7.1 is stmは67mmの大きさを買えばOKです。
ちなみに公式サイトで確認するのであれば、仕様のフィルター径という項目で買うべきフィルターのサイズが確認できます。
RF24-105のRFレンズはもうひとつある!
LレンズのRF24-105mm F4 L IS USMというものがあります。
これはキヤノンのレンズでLレンズ(Luxury)という高級レンズ。
広角から最大ズームをしてもF4通し(F4をキープ)してくれるのです。
レンズキットのレンズ(RF24-105mm F4-7.1 IS STM)は105mmまでズームするとF値を一番低く設定してもF7.1ですが、このLレンズは105mmでもF4で撮れるわけです。
2種類あるRF24mm-105mmのレンズを撮り比べ!
上のLレンズと比較するのは、これまでにも出てきたこちらのシルバー帯のレンズ
▼キットレンズでもあるRF24-105mm F4-7.1 IS STM
▼2レンズの大きな違い
RF24-105mm F4 L IS USM | 項目 | RF24-105mm F4-7.1 IS STM |
700g(重め) | 重さ | 約395g(軽い) |
F4固定(背景ボケしやすい) | F値 | ズーム状態によって変動 |
77mm(大きい) | レンズ直径 | 67mm(小さい) |
大きい | レンズの全体の大きさ | 小さい |
①キットレンズ(RF24-105mm F4-7.1 IS STM)の写真
▼背景をよく見てみると、棚板の輪郭がうっすら見えているのを覚えておいてください。
②Lレンズ(RF24-105mm F4 L IS USM)の写真
▼105mmのF4で撮ると、さっきの棚板がトロトロになって背景が全体も綺麗にボケてくれているのがわかるでしょうか(感動)
この2種類のレンズをズーム域毎にガチ比較した記事はこちらです
☞【比較レビュー】RF24-105mmのLレンズとシルバーレンズの写真写りをEOSR6で比較!おすすめはLレンズ!
4K動画撮影も魅力
▼この前、公園で散歩した時に撮った動画です
動画はおまけの機能なんかではなく撮って出し(編集なし)でも、プロのカメラマンのようなとても美しい映像がボタン一つで手軽に取れるんです。
▼部屋の照明(LEDシーリングライト)だけで撮った動画です
高精度な瞳AFやボディにもレンズにも手振れ補正が付いているので、子供がいればなおのこと家族の貴重な記録に一役買ってくれるでしょう。
メンテナンスはシンプル!
レンズペンとブロワーがあれば基本的にはOKです。
ブロワーでホコリを吹き飛ばし、その後レンズペンで指紋などレンズやモニタに着いた汚れを拭き取ります。
このレンズペンは汚れ落ちが凄いので、気持ち良いくらいです。
↓レンズフィルター用ですが、背面モニターにも使えます。
レンズ・モニターだけでなく、ファインダー用の小さいレンズペンも使ってます。
↓ブロワーはこちらを使ってます。
仕様
記録画像形式 | DCF2.0、Exif2.31に準拠 ※時差情報に対応 |
記録画像タイプ | 静止画:JPEG、HEIF、RAW、C-RAW 動画:IPB、ALL-I(タイムラプス撮影時) |
拡張子
| 静止画:JPG、HIF、CR3 動画:MP4 |
記録画素数(静止画)
| L(ラージ) :約2000万(5472×3648)画素 M(ミドル):約890万(3648×2432)画素 S1(スモール1):約500万(2736×1824)画素 S2(スモール2):約380万(2400×1600)画素 RAW(ロウ) :約2000万(5472×3648)画素 C-RAW :約2000万(5472×3648)画素 |
DPRAW設定 | – |
クロップ/アスペクト | クロップ撮影、アスペクト比設定撮影可能 3:2(フルサイズ)、約1.6倍(クロップ) ※、1:1(アスペクト)、 4:3(アスペクト)、16:9(アスペクト) ※約1.6倍焦点距離相当の画角となる |
まとめ
正直、カメラ自体が相当な価格なので思い切りも必要な買い物だと思います。
ただカメラの場合ゴルフ用具のように資産になるので、古いものでなければ売値も買値とそこまで大きな差が出るものではありません。
自分自身もまだカメラ歴はこれからというところですが、最初は無理が必要でもレンズが欲しい場合は今使っているレンズを下取りしてうまく購入するなど良い運用の仕方を考えていきたいと思っています。
ぜひこれから流行りにもなっているミラーレス一眼を購入される方は、量販店などで試してみることをおすすめします。
一眼カメラってかなり操作が難しい印象ですが、今までの一眼レフカメラよりも簡単にしかも上手に撮ることができるので本当にオススメのカメラだと思います。
少しでも参考になればと思います!
それではっ