いよいよテレワークが本格化してきました。
私も自宅にテレワークスペースを作り、少しずつですが環境を整えています。
そんな中、会社貸与のノートPCでHHKBが使えたらなーと思っていましたが、セキュリティの観点でPCにキー配列設定ソフトなどを入れることがでない状況…
なので家にあった1000円くらいの無線のフルキーボードを使っていました。
仕事ではずっとキーボードとマウスを行き来しています。
家の無線キーボードで仕事をしていると、気づいた時には手首や指の関節が「ピキッ」となったり急に腱鞘炎のような痛みに襲われる事が何度もあったんです。
やはりHHKBのような手首や指に負担のかからないキーボードを使いたい!という思いと、仕事道具は一番良いモノを使うべき!という発想からリアルフォースのR2TLS-JP4-BKというモデルに辿り着きました。
それでは早速レビューいきましょ
・USBを繋ぐだけですぐに使える疲れないキーボードを探している
・予算2万程度の使いやすくて質の良いキーボードが欲しい
目次
- 正確さと疲労軽減、すぐに使えるリアルフォースを選びました
- 【特徴①】USBを繋げば使える
- 【特徴②】テンキーレスキーボード
- 【特徴③】キーの荷重は45g
- 【特徴④】ステップスカルプチャー
- 【特徴⑤】静電容量無設定方式
- 【特徴⑥】印字に「かな」表記が無い
- 【特徴⑦】Caps LockキーをCtrlに変更できる
- とにかく打ち心地が良い(動画)
- 指に力が入らなくり関節痛が無くなった
- 手首がつらなくなった
- 騒音レベルが低い(他メーカーと比べて)
- 【デメリット①】タイピングの仕方によってEnterの音が大き目
- 【デメリット②】ボタンでのPC切り替えができない
- 【デメリット③】白モデルがあると良い
- 別売のキーボードルーフがおすすめ!
- まとめ
正確さと疲労軽減、すぐに使えるリアルフォースを選びました
仕事上、どうしても打ち間違えることができない場面があり、より正確に打てるキーボードが必要でした。
前置きで言った通り、長時間打ち続けることによる手の疲労軽減も大きな理由です。
以下の特徴が今回購入したリアルフォースのキーボードです。
【特徴①】USBを繋げば使える
特殊なキー配列ではなく、昔からある日本語配列のキーボードなのでどんなPCでもUSBを挿せばすぐに使えます。
特に凄いのが
キーボード本体に設定を保存できるという事!
リアルフォースソフトウェアというキー設定ができるソフトがあります。
例えば自宅用PCにこのソフトをインストールして、キーの設定をして保存すると、キーボード本体がその設定を記憶してくれます。
その後、仕事用PCに繋ぐだけで設定したキーの通りにキーボードを使うことができるようになります。
これがかなり画期的な機能だと思っています。
【特徴②】テンキーレスキーボード
- ◯ キーボードとマウスの頻繁な行き来による疲労感が激減する
- ◯ デスク上の省スペース化
- ◯ 十字キーやスクショ、ページダウンアップやホームボタンが今まで通り使える
私の場合、テンキーが付いているフルキーボードだとマウスとキーボードの距離が離れてしまい、行き来する手の移動が鬱陶しかったんです。
テンキーレスになったことで、結果的に作業効率が相当上がりました。
なにより作業事の右手の疲労感が全然違います。
特殊な話ですが、仕事上数字は上にあるキーで打たないといけないこともあります。
ついでにデスク上の省スペースになるので、他の物が置けるようになったりと余裕が生まれます。
数字をメインに入力する必要があるならテンキー付きのキーボードでも良いと思いますが、私の場合は確定申告くらいでしか必要だと思わないので不要です。
そういうテンキーが必要な時のために、テンキーを別にして使っているのでなくて十分なわけです。
▼毎回電源ON/OFFせずに、1回キーを押しただけで入力始められるので便利です
【特徴③】キーの荷重は45g
普段使っているHHKBのキー荷重が45gで、これが一番自分にとって一番疲労感が少ないので45gを選べました。
キーの重さって大体30g、45g、50gなんですが、個人的には30だと軽すぎで50だと若干重い感じがするんです。
家電量販店などで東プレのリアルフォースが試せると思うので、実際に打ってみると違いを実感できると思います。
タイピングする機会が多い方にはぜひ、重さを試してからポチるのをおすすめしたいです。
【特徴④】ステップスカルプチャー
▼ステップスカルプチャーとはキーボードの構造のことです。
真横からキーボードを見た時に、キートップの天井の向きが列によって違うのです。
その理由は、指がキーに対して垂直に打てる為、正確性が増し指の力を効率よく使えるので一石二鳥な造りです。
おおげさな話ではなく、このおかげでキーのミスタイプが減りました。
仕事上、ミスタイプできないことが多いのでこの構造は必須条件。
より正確にキーボードを打ちたいという方であればリアルフォースもしくはHHKBのどちらかは仕事道具として必要だと思いますね。
【特徴⑤】静電容量無設定方式
キースイッチとは、写真のようにキートップの内側にある「ボタン」です。
このキースイッチが押し心地の決め手になっています。
普通のキーボードは、メンブレン、パンタグラフやメカニカルなどがあり静電容量無接点もそのうちのひとつです。
デスクトップパソコンやノートパソコンのキーボードはほとんどはメンブレン、パンタグラフです。
静電容量無接点で有名なのは、セブン銀行の番号を押すキーボードです。
あの「スコスコ」という感覚が静電容量無接点の特徴といえます。
【特徴⑥】印字に「かな」表記が無い
日本語配列のキーにはひらがなの「かな」表記があると思いますが、このキーにはそれがありません。
そのおかげで見た目がスッキリするのでありがたいポイントでした。
ちなみに印字は「レーザー刻印」です。
【特徴⑦】Caps LockキーをCtrlに変更できる
▼HHKBが「A」キーの左隣りにCtrlキー(Control)があります。
これと同じ設定をリアルフォースで使えることで格段に使いやすくなりました。
設定は、先ほども書いていたリアルフォースソフトウェアで設定できます。
とにかく打ち心地が良い(動画)
▼ASMR
▼タイピング音の動画で、前半は簡単なレビューコメントもしています
指に力が入らなくり関節痛が無くなった
リアルフォースを買うまでは、1000円くらいの無線キーボード使ってました。
これがパンタグラフというノートPCで使われるタイプのキーボードでしたが、実はキーを押す度に余計な力が入っていました。
その影響で指の第2関節が頻繁に痛かったのですが、リアルフォースにしてからそれが完全になくなりました。
そもそも打つとき指に力が入らなくなったおかげだと思います。
手首がつらなくなった
長文が続くような時、手首がつったり腱鞘炎のような痛みが何度もあり手首をブンブン振ってやり過ごしていましたが、それも解消しました。
合わせてリストレストというものを使うと「つる」という現象が起こらなくなりました。中でもFILCOの木製リストレストがちょうど合うサイズです。
▼高さがちょうど合うんです
リアルフォースのテンキーレスの場合、Mサイズが合います。
☞【レビュー】【キーボード】おすすめのリストレストはFILCOの木製パームレスト!HHKBと相性抜群!
騒音レベルが低い(他メーカーと比べて)
▼こんな感じで計りました(距離が近いですが参考までに)
▼他メーカーのキーボードタイプ音と比較(↑と同じ距離感で測定)
リアルフォース(R2TLS-JP4-BK)静音 | 64dB |
MacBookAir | 73dB |
HHKB(吸振マットあり) | 68dB |
▼【参考】騒音レベルのめやす(画像から情報元サイト「騒音」へ飛べます)
【デメリット①】タイピングの仕方によってEnterの音が大き目
普段そんなに強くタイピングしてないですが、例えば急いで打っている時にEnter音が妙に大きく聞こえるなーと思うことがありました。
急いでるせいもあって、この時は普段よりも強く打っているという自覚もありました。
でもそういう風にタイピングするっていうのは稀だと思うのでほとんどというか、正直そんなに気になっていません。
強くキーを叩いた時の騒音レベル
数値(dB)でいうと
強く叩いたEnterキー:約78dB
強く叩いた文字キー:約64dB
▼【参考】騒音レベルのめやす(画像から情報元サイト「騒音」へ飛べます)
【デメリット②】ボタンでのPC切り替えができない
テレワークをしていて、2台PCを使えると便利だということで使っていますが、最近無線キーボードでボタンでPCを切り替えられる機能がありますが、これができたら本当に最高です。
ただ、大きな目的としてはあくまでUSBを挿しただけで使えて、正確性、疲れ軽減が果たされるのでさほど大きいデメリットとは感じていません。
【デメリット③】白モデルがあると良い
個人的な意見ですが
日本語配列、静音、荷重45g、テンキーレス、APCなしのモデルで「白」があったら嬉しかったです。
PC周りの周辺機器などは「黒」になりがちなので、白のモデルがあればそれを買っていました。
しかも文字キーに「かな表記無し」が良いですね。かな表記は使わないので。
別売のキーボードルーフがおすすめ!
キーボードルーフ = ホコリ除けです
仕事で使っていたらホコリが気になっていて、キーボードルーフの存在は知ってましたが買うまでも無いとたかをくくってました。
当然ホコリを防げますし、ビジュアルもただのプラではなく妙な高級感を感じるのでおすすめです。
☞【レビュー】リアルフォースをホコリから守るキーボードルーフ(カバー)がおすすめ!買うべき!
▼じっくり外観(使用感)が見れるよう動画作りました
【余談】ゲーミングキーボードやメカニカルキーボードは条件に合わず…
ゲーミングキーボードやメカニカルキーボードの興味もあり何個も試しました。
とにかく都内や郊外の家電量販店へ何度も足を運び、打ち比べをし続けました。
極端に言えば仕事の良し悪しを決めますし、長く使うものでもあるので慎重でした。
ゲーミングキーボードは、打ち心地が良いモノはたくさんあるのですが、どうしても「カチャカチャ」という音が仕事では不要になってしまうのです。
それはメカニカルキーボードにも言えることでした。
ただメカニカルキーボードのキースイッチは「桃軸・ピンク軸」という静音タイプがあるという事を知り、それも試し打ちしました。
音は他の軸(赤・黒・青・茶など)に比べると明らかに静音されていて、打ち心地も悪くない印象でした。
メカニカルキーボードはFILCO製が気になった
このデザインを見た時に結構衝撃だったんですよね。打ち心地も。
▼最初に目を引いたのは、このキートップ(キーキャップ)のデザイン。
このポップさに惹かれて、最後まで候補でした。
ただキーの上部の面積が普通のキートップに比べて狭くなり、正確性に欠けてしまうという懸念から選択肢から外れてしまいました。
また、HHKBにあった「ステップスカルプチャー」ではなく真横から見て平面をいう構造をしていたことも選ぶことができなかった理由のひとつでした。
もちろんこのフラットタイプの方が打ちやすい方もいらっしゃるので、どちらが優れているとか良いというような話でなくあくまで今回はご縁がなかったという話です。
まとめ
リアルフォースはずっと気になっていたものの、HHKBがあったので触れる事はないだろうと思ってましたが、こんな風に使う事になるとは思いませんでした。
とにかくHHKBと同等に安心して使えるキーボードであることは間違いありません。
しかもリアルフォースは店頭で色んな種類を試せるので、ぜひ家電量販店へ足を運んで実際に試し打ちして「自分に合う」キーボードを見つけて頂けたらと思います。
テレワークは当分続くと思うので、タイピングで手や指を酷使されるビジネスマンの方に高価なキーボードは趣味だけでなく仕事を助ける(身体を守りつつ生産性を高める)ということで自身への投資に繋がればと思います。
それではっ